君はアイドル


「あ、はい!とっても緊張したんですけど、ワクワクして楽しかったです!
ありがとうございました」


ペコペコと会釈をしながら答えると、ニコッと笑って良かった。と返してくれてホッとした瞬間


「流星の事知らなかったってほんと?
レアだよね!」


と言われた。


固まってしまい、しばらくなんて答えるか頭で考えていたら後ろから背中を叩かれた。


「ほんとうっすよ。
誰だよおまえって反応だったんで」


基くんだった。


「へぇー!
そういう子だからここに来させたって事かな?
自慢したりしないって判断したんじゃない?
信頼されてるんだね、流星に」


なんだか照れてしまって少し俯きながら
そうなんですかね…と笑った。



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