君はアイドル
「つまり……好きだってことだ」
「へ?!!」
変な声が出た。
今のは何?!告白??
いやいやまさか!!
「あっ、良かった嫌われてなくて!
ははっ、もう!口下手にも程があるでしょ!
びっくりするじゃん!」
バシバシ基の腕を叩いて笑って動揺を隠していると、その腕を掴まれる。
「………わかってんのか本当に?」
「…………………っ」
真剣な顔に顔が赤くなるのがわかる。
「困らせると分かってたから言わないつもりだったが今日のあれだったり今のやりとりで少し…欲が出た。
悪かったよ、困らせて。
でも…なかった事にはすんな」
まさかの話しすぎて、流星の時よりもどう対応したらいいのか分からず頭でぐるぐるといろいろ考える。