君はアイドル
「………まぁ、確かにお前の言う通りだな。
俺は最近ちょっと人気だとか言われ過ぎてファンがいるのが当たり前になってた。」
思ったよりも素直に納得する流星に私はとても感心した。
普通、女にこんな風に説教されるの1番腹立つ年頃だろうし、アイドルはプライドがなんぼだと思う。
彼の人気の理由と、芸能界で走り続けていれる理由が分かった。
「………いい子だね。」
思わず微笑んでしまう。
「…は?バカにしてんのか。」
ムッとしてしまう彼に慌てて否定する。
「違うってば!
ちゃんと言われた事反省出来る子今時いないからね?
本当に凄いなぁって思ったの!」
ふぅん。と私の隣に座った彼が照れたのかテレビを付けた。