君はアイドル
「でもファンの子はこれを見て、付き合ってるの?って思うんだからね。
あなたとこうして話せるわけじゃないんだから。」
不貞腐れた顔でチャンネルをテレビに向けて消して、分かってる。と言った。
「………で?お前関係者席ならライブ来るわけ?」
話しが戻り、あぁ…と考える。
「関係者席なら綾子と行ってもいい?
他の関係者の人に疑われない?」
「まぁ、周り芸能人しかいねーけど、それでもいいなら。」
「え、行きづらいよ…。
誰?ってなるやつだよ、こんな女。」
「親戚とかも来るしいいんじゃねーの?」
えー。と嫌そうな顔をする私に流星はムッとする。
「なんなの?
行きたくねーって事?
そうだよな、別に俺らの事知らなかったわけだし興味ないよな。」