君はアイドル
「でも彼恋人絶えないじゃない?
いつも女の子がキャーキャー近くにいるイメージ。」
「それは女が来るからな。
あの子の場合、流星が近くにいって嬉しそうにしてんなって。
それに対してクールな態度を保つあの子すごくね?」
美香も2人を見返す。
「……確かにねぇ。
客観的に見ると彼あの子の事……」
「………ま、あいつが嬉しいならいいんじゃない。」
2人の会話を知らない私達はいつもの如くあーだこーだ言い合った。
そろそろお開きかな、となったのは朝方だった。
みんな雑魚寝していて、流星自身も寝転がっていた。
起きていたのは私と基くんくらい。
水を飲みながらテレビを見たり携帯を見たりしている基くんを横目に見ながら、ソファで座っていた私。
「……ねぇ、流星の事どう思ってんの?
ファン…じゃないんだよな、確か。」