君はアイドル


急に話しかけられ、少し焦る。


「えっ、あ、はい。
失礼ですけど、3人のこと知らなくて、ご飯行った時に初めて知ったので…。
どう思ってるか、は……分からないです。」


ふぅん。と興味なさげに答える彼に私は少し苦手意識を持ってしまう。


「俺らアイドルだから、女と2人で会うってリスク高いのね。
流星がいいならいいけど、あんまりフラフラされると気になるっつーか。」


「フラフラはしてない。
そもそもそういう関係では一切ないし。
でも、安易に2人で会ってるのは本当だから…友達じゃダメですか?」

私をじっと見て、少し笑いながら

別にいいんじゃないの。と彼はぶっきらぼうに言った。


まぁ、はたから見たら急に現れた女がこんな所まで来て記者に売ったりしてたらとか疑いたくもなるよね



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