君はアイドル


流星が黙った。

「付き合ってないって言ったけど、尚更撮られて否定してもホテルなんかから付けられてみろ。
何もないわけないってなる。
流星も青ちゃんも、なんとなくで会っていい関係ではないってわかって欲しい。」

黙る私たちに、後ろから高い声が聞こえてきた。


「もっくん普段全然話さないのに、そんな事考えてたんだ。
真面目なんだねぇ。」

羽美香がソファに座ってニコニコこちらを見ていた。


「あたしはいいと思うけどな。
だって合意のもとで会ってるんだし、恋なんてなんとなく会いたくなって始まるんだよ?
ファンからは流星が守ってあげればいいんだよ!」


「あ、あの恋だなんて私そんな事……」


あわてて否定しようとしても、なんだか3人がヒートアップして聞いてもらえず。

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