君はアイドル
「…青?だっけ、名前。」
むいに呼ばれた名前にちょっとドキッとした。
呼び捨てかよ。
「そうだけど。
あなたは?」
フハッと吹き出す彼に思わず顔をしかめる。
「まじか、初めてだわ。
今野流星24歳。」
はぁ?
なんか上からだなぁ。
てゆうか年下じゃん。
「年下じゃん。
流星、メニュー取ってよ。」
ギョッとした顔で私を見る他の3人。
?
キョトンとする私に流星は笑いながらメニューを渡してきた。
「面白い女だな。」
「あなたこそさっき道でコソコソしてたじゃない。
面白かったよ。」
ブハッと吹き出す隣の男たち。