君はアイドル
「…遊び人とかじゃなくて、助けてくれる女の子がいるでしょって事!!
知り合いとか。」
<バカ、逆に家に呼んでみろ。
撮られて終わるっつの。
せいぜいマネージャーが飯連れてってくれるくらいだよ。>
そうなんだ……
黙る私に、彼は話し続ける。
<片手使えるしそこまで人の手がいるわけじゃねぇからそれはいんだよ別に。
俺はそれよりも青、お前に会いたくてだな。>
「えっなんで?」
<は?なんでってなんだよ。>
「この前会ったじゃん。
しかも自分で今パパラッチに狙われるって言ったじゃん。」
<…………お前さ……。
もてねぇだろ?>
ため息と一緒に酷い事を言われる。
「何なのよ一体?
人が心配して電話したのに。
もう切るよ?!」