君はアイドル


「俺が今頑張れるのは青のおかげだから。
疲れてても会えば元気でるし、甘やかさないで居てくれるから明日からも頑張ろうって思うし。
青に見て欲しいってドラマもダンスも頑張ってる。」

出会った頃、天狗で俺の事知らないのかよって態度だった人が、こんなに穏やかに前向きな事を言ってる。

そんな事に感動して、ほんとに好きで居てくれてるんだなって実感してしまった。


「………分かったよ。
私なんかで元気でるなら何も出来ないけど会って話すくらいなら。」

パァっと明るくなっていく顔に、可愛くて笑ってしまう。

油断して笑っている所、頬にチュッとされた。

「ぅえ!?」

思わず仰け反ると、あっはは!と流星は笑った。

< 58 / 131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop