君はアイドル
「そうなんだ…。
ごめんね知らなくて。
あんまり興味なくてさ。」
「俺ら知らない女の子初めて見た!
いや、俺らはまだあるけど流星ね!
流星顔見られたらパニック起こるからいつも隠してるんだけど、まさかなぁ。」
「なんでそんなアイドルと綾子が繋がってるの?」
綾子がにんまりしながらドリンクを片手にピースした。
「ナンパされたの。彼に。」
さっきから流星にフォロー入れているイケメンの彼を指差す。
「永尾 凛っていいます。」
小さな顔に大きい目のアイドルらしい顔。
「アイドルがナンパなんてしていいの?」
真顔の私に苦笑いしながら、良くないよね。と答える彼はきっと良い人。