君はアイドル
「…………青。
そういう所が俺好きなんだけど分かってる?」
嬉しそうに微笑む彼に思わず照れる。
「知らないよ、そんなの。」
おもむろに近寄って来る流星にちょっと、と逃げようとした所を思い切り抱きしめられた。
「ファンの子には悪いけど、四六時中青の事考えてる。
マネージャーにさせてずっと傍に置いておきたいぐらい。」
「それは怖いよ。
束縛するタイプなの?
私ずっと一緒にいたくないタイプなのよ、ごめんね。」
冷めてんなー、と私の顔に頭をコツンと乗せる。
「青が俺のこと好きで仕方なくなる日を待ちつづけてたら俺アイドルの賞味期限切れるんじゃねーかな。」
「賞味期限?
それは3人がかっこいいだけじゃなくて、人間としてなんかひかるものがあればずっといれるよ。」