君に好きな人がいたとしても
第2章
□
「ねえ、茉莉絵~」
「んー?」
休日、私はなにも予定がなくてのんびりと過ごしていた
そんなときにお姉ちゃんに声をかけられた
「今日は帰ってこないから夕飯は一人でよろしくね」
「はーい」
聡のところに行くんだ…
お姉ちゃんの服装から見て、そう感じた
露出がかなり多いし…
「じゃあ、いってきます!」
「うん、行ってらっしゃい」
お姉ちゃんが出ていった後、
私しかいない家は無音で、"しーん"としていた
「はぁ…」
なにもすることがなくて、外に出た