「もう少しだけ愛させて」
『やっと起きたか。』




晴希はそう言って笑い掛けた。






学校一のイケ面。
さすがにかっこいい。






『なんで晴希がいるの?』




すると晴希はまたニカッと笑い、
『ゆりあが起きるの待ってたの。』
そういった。


















『つーか、帰んなくていいの?ゆりあン家、送ってってやるけど。』





『あ、ありがと。でもアタシの家誰もいないから。急がなくても平気。』





『そっかあ…。じゃぁ、俺んち来る?』




『いく』







晴希とは結構仲が良くて、家だって何度か行ったことがあった。



男友達みたいな?
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