夜。〜キャバ嬢の恋〜
『ゆうなちゃん、ゆめちゃん、飲んでるー??』

ミミさんがやって来た。


『ミミさんがやめちゃうなんて、かなしいですー』

私はミミさんに言う。

『幸せになってくださいね。』


『ありがとう。』


ミミさんとはそのあと、少しだけ話た。


ミミさんの話だと、結婚相手はミミさんが前いたキャバクラの専務。

店にもきたことがあるらしい。

ミミさんは、その人と付き合うために、その店をやめたらしい。


いいなぁ。幸せそうだな。


ミミさんは最後に私たちにこういった。


『好きだったら、自分から動かなきゃね。』


やっぱり、そうなのかな。


隣でゆめちゃんも静かにうなずいていた。


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