夜。〜キャバ嬢の恋〜
訪問
そんなことを考えながら公園をでて、
家にむかう。
ヒールであるく私の足は、少しずついたくなっていく。
でも今は、その痛みさえ
ささいなものに感じる。
家につく。
マンションの前に、人影がみえた。
…あれは…誰?
不審に思いながらも足はとまらなかった。
不審者でもいいや。
なるようになれ…。
マンションまでついた。
マンションのエントランスからもれる光で、
たっている人の顔が
だんだんはっきりしてくる。
…あれは…
中村さんだった。