夜。〜キャバ嬢の恋〜
ゆめちゃんがうちにくるのは初めて。

家についてゆめちゃんを迎え入れる。

『どうぞぅ』

『なかなかきれいー(笑』


ゆめちゃんは表情に合わない明るい声でいった。


私はゆめちゃんのためにコーヒーをいれる。




『ねー、ゆうな氏ー、中村さんは部屋くるのー?』

私は、答えに困った。


『え、そんな関係じゃ…』

私の答えを真剣に聞くことなく、ゆめちゃんはポツリポツリと語り出す。

『中村さんとなにもないなら…これからもなにもしない方がいいかもだよ…』


私は驚いて目をひらく。


だって今までゆめちゃんは、中村さんが好きな私を応援してくれてたから。


…ゆめちゃんは、一体なにをしっているのか…

心臓の鼓動がはやくなる
私はおそるおそるきく。


『…どうして?』


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