夜。〜キャバ嬢の恋〜
夜の終わり
やめる、と伝えた私に店長は
『そうか』
とだけ言って、すぐに煌びやかで薄暗いフロアへ戻って行った。
私は、ドレス姿のまま、立ち尽くす。
・・ひきとめてほしかったわけじゃない。
自分でやめると決めたけど、中村さんとの思い出があるこの場所を失うのが、さびしかった。
頭では中村さんを忘れると決めたけど、心が、さびしかった。
私は二週間休んでいたし、売上も落ちていたから、用済みだったのかも知れない。
お客さんには、学校が忙しくなったのでやめます、とメールした。お客さんからは、さびしいよ、というお世辞と、今後も定期的に会ってくれないか、という下心丸出しのメールがたくさん届いた。
かえって来ないかも知れないと思ったけど、ゆめちゃんにもメールをした。
『ゆめちゃん、ごめん、私、もうここにいられない。やめるね。。』
『そうか』
とだけ言って、すぐに煌びやかで薄暗いフロアへ戻って行った。
私は、ドレス姿のまま、立ち尽くす。
・・ひきとめてほしかったわけじゃない。
自分でやめると決めたけど、中村さんとの思い出があるこの場所を失うのが、さびしかった。
頭では中村さんを忘れると決めたけど、心が、さびしかった。
私は二週間休んでいたし、売上も落ちていたから、用済みだったのかも知れない。
お客さんには、学校が忙しくなったのでやめます、とメールした。お客さんからは、さびしいよ、というお世辞と、今後も定期的に会ってくれないか、という下心丸出しのメールがたくさん届いた。
かえって来ないかも知れないと思ったけど、ゆめちゃんにもメールをした。
『ゆめちゃん、ごめん、私、もうここにいられない。やめるね。。』