茜空

おかーちゃんち
から
引き返した
所で

アタシ

他に
どこにも

行く宛て
ないんだよね…

もう
心身
限界……


とりあえず

目についた
コーヒー店へ…


キャラメルマキアート
一つ


やっと
座れる…


ほっとしたら

アタマの
中に

おかーちゃんと
シュウが

否応なしに

交互に
現れて

アタシ
困っちゃうよ…




おかーちゃんが
誰と
付き合おうが

何しようが

アタシ
関係ないし

でも

今日
こっち来る

って
言ったじゃんよ!


それに
なんで
アタシ

シュウからの
電話に
出ちゃった?

あんな
虚しいの

もう
懲り懲り
だったのになぁ…

シュウとは
アタシ

本気じゃ
なかったし

もちろん
シュウだって

そうだと
思ってた
けど


お前みたいな
デブ

発言

あんな
言われ方
されると
思わなかった


アタシを
平気で

傷つけるヤツ
だったなんて

アイツの
本性が
怖い


…おかーちゃんも
きっと
一緒だ

アタシ

おかーちゃんの
本性

知らない
だけだ



でも…

…もう
知りたくないな

これ以上

おかーちゃん
にまで

シュウみたく

傷つけられたら

アタシ

生きて行けない……




おじいちゃん
おばあちゃんちへ
帰ろっかなー

なんて言って
帰ろう?

まさか
おかーちゃんが
知らない男と
セックスしてて

更に
遊びで
付き合ってた男
からは

酷い言われ方
されて

傷ついた
ので

帰ってきました…

なぁんて
言えないな…


しかも
ど田舎まで
帰るには

もう
公共交通の
時間が

アウト

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