好きは何色、君の色。
明子の後ろに見える車にはもう家族みんな乗っていて私を待っていた。
『じゃあ、また来年ね!バイバイ!!』
明子と宗介の頭をポンポンと撫でてから車に乗り込んだ。
車の窓を開けて、3人が見えなくなるまで手を目いっぱい振った。
3人が見えなくなって窓を閉めてしっかり座りなおして、改めて貝殻のイヤリングを手のひらに乗せて見つめた。
璃空くんが私のために作ってくれたイヤリング。
パチリとイヤリングを2つ付けて、窓に反射する自分の耳元を見た。
なぜだか色々な不安が少しなくなったように感じた。
璃空くんが作ってくれたかな。
ニヤける顔をなんとか抑えて、海を見た。
〝好きな人の隣にいると何でかわかんないけど、落ち着くよ。
あとは、うちだけに何かしてくれたりとか、プレゼント貰うと凄く嬉しい!〟
揺れるイヤリングをスっとなでて、目を閉じた。
瞼の裏で浮かんだのは、輝く笑顔を浮かべる瑠璃色の空だった。
『じゃあ、また来年ね!バイバイ!!』
明子と宗介の頭をポンポンと撫でてから車に乗り込んだ。
車の窓を開けて、3人が見えなくなるまで手を目いっぱい振った。
3人が見えなくなって窓を閉めてしっかり座りなおして、改めて貝殻のイヤリングを手のひらに乗せて見つめた。
璃空くんが私のために作ってくれたイヤリング。
パチリとイヤリングを2つ付けて、窓に反射する自分の耳元を見た。
なぜだか色々な不安が少しなくなったように感じた。
璃空くんが作ってくれたかな。
ニヤける顔をなんとか抑えて、海を見た。
〝好きな人の隣にいると何でかわかんないけど、落ち着くよ。
あとは、うちだけに何かしてくれたりとか、プレゼント貰うと凄く嬉しい!〟
揺れるイヤリングをスっとなでて、目を閉じた。
瞼の裏で浮かんだのは、輝く笑顔を浮かべる瑠璃色の空だった。