甘い恋は復讐の後で
お風呂を出るとリビングのソファに伶央さんは座っていた。
その隣におずおずと腰を下ろす。
ドキドキして腰を下ろしたのに、伶央さんはこちらを見ることもなく「俺も風呂、行ってくる」と、行ってしまった。
避けられて寂しいって気持ちが少し分かった気がした。
「風呂、気持ち良かったか?」とかなんでもない会話をしたかった。
伶央さんはどちらかと言えば口数が多い方じゃなくて……。
つい相談サイトを開いてハス様を……。
開いてみてもハス様はいなかった。
登録自体が削除されているみたいで、新しいメッセージをハス様宛に書くことは出来ない。
消しちゃったんだ……。
分かってたことなのに、急激に寂しくなった。
お風呂を出て来た伶央さんが隣に座っても気づけないくらいに寂しくてただ呆然と相談サイトを見つめていた。
そんな私の携帯を伶央さんは奪い取った。
「あ、え………。」
何か操作をして、また私の手の中に携帯を返す。
「ほら。ハスに相談したかったことをここに書いて。」
開かれていたのはメール。
新規作成になっている画面は宛先に黒田伶央と入っていた。
その隣におずおずと腰を下ろす。
ドキドキして腰を下ろしたのに、伶央さんはこちらを見ることもなく「俺も風呂、行ってくる」と、行ってしまった。
避けられて寂しいって気持ちが少し分かった気がした。
「風呂、気持ち良かったか?」とかなんでもない会話をしたかった。
伶央さんはどちらかと言えば口数が多い方じゃなくて……。
つい相談サイトを開いてハス様を……。
開いてみてもハス様はいなかった。
登録自体が削除されているみたいで、新しいメッセージをハス様宛に書くことは出来ない。
消しちゃったんだ……。
分かってたことなのに、急激に寂しくなった。
お風呂を出て来た伶央さんが隣に座っても気づけないくらいに寂しくてただ呆然と相談サイトを見つめていた。
そんな私の携帯を伶央さんは奪い取った。
「あ、え………。」
何か操作をして、また私の手の中に携帯を返す。
「ほら。ハスに相談したかったことをここに書いて。」
開かれていたのはメール。
新規作成になっている画面は宛先に黒田伶央と入っていた。