愛を私の音色に乗せて。



英語詞はドラマ限定で、このCDでは聞くことが出来ない。

「やっぱり、この歌いいね。
歌詞だけじゃなく、音がいい。
きっと、色んな人の耳にとまるよ」

「…そうなってくれると嬉しいですね」

たくさんの人が私の曲を聴いて、何かを感じてくれたらいいな。

歌を作った時間はたった1日だけど、
歌詞に込めた思いは強い。

「俺的には、今すぐにでも音楽番組に出して
shionの歌を聴いて欲しいんだけど、
…我慢するよ。」

冗談めかしにそう言ってくれる。
私は顔を出さないから、本当に歌だけが売り

まぁ私が顔を出したところで何も変わらないよ!

「あ、shion!
これ大切な人にプレゼントして?」

「え、いいんですか?」

大野さんがくれたのは3枚のCD。
発売前なのに、貰っちゃって良いんだ…

1枚は自分。
もう1枚はちぃ君。
あと1枚は…お母さんに送りたいけど、どこにいるかわから取っておこう。

「これから頑張ろうね、shion。」

「はい!」


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