愛を私の音色に乗せて。


「ただいま〜!」

学校が終わってから行ったから遅くなっちゃった。

「おかえり」

私を見つけたちいくんが微笑んでくれる。
…なに、かっこいいんだけど!?

「ちぃ君プレゼントがある!」

もう、早く渡したくてしょうがない。

「…何々やけにテンション高いな」

「じゃーん、見て!」

カバンからCDを出し、ちぃ君の元へ渡す。

「これ…」

「私のデビューシングル!ちぃ君にプレゼントしますっ」

「…いいの?!」

「うん!まだ発売前だから秘密だけどね…?」

「うわぁ…ありがとう!まじ嬉しい…今聴いてもいい?」

「うん!」


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