愛を私の音色に乗せて。
「shion、俺資料とか取ってくるからここで待ってて?
多分質問攻めだけど、頑張ってね!」
「はい、」
社長さんは出て行ってしまうし大野さんは他の人と話してるし…
どうしようか悩んでいると、
「今いいかな?」
目の前に現れたのはスラッとした男の人
ここの事務所の人はどうしてこうも顔面の偏差値が高いのか。
「は、はい!」
「はじめまして、原田元輝(ハラダモトキ)と言います。
今日から君の担当になることになったんだ。大野くんと2人で君をサポートさせて貰います!」
私の担当…?!
「よ、ろしくお願いします…」
「よろしくね!
まぁでも、ほとんど関わるのは大野くんだから、
話すことは少ないかも知れないけど、
何かあった時のために連絡先を教えといてくれない?」
「はい!」
仕事の連絡先がどんどん増えて、これから本格的にやっていくという実感が湧く。