愛を私の音色に乗せて。



「そんな、襲う人なんて誰もいないって〜

「…分かってないな紫音は。
まぁいいよ、紫音ご飯食べる?」

「あ、ごめん!
今仕事の人たちと食べてきちゃった…」

「仕事の人って…大野さんって人?」

「そうそう、あと原田さんっていう私の担当の人と」

「…それって、男?」

「え?そうだけど、」

そういうと、ちぃ君は無言で私の腕を引っ張って
抱きしめながら寝転んでいく。

「え、なに?!」

「紫音が悪い」

「はい?!」

ちぃ君と床に挟まれて身動きが取れない…
なに、何この状況!?

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