愛を私の音色に乗せて。





…この子は狙ってこんな顔してるのか??





いくら俺でも食われるぞ…?






本来の俺は女の子に興味がなくて、

何に関してもサバサバしてるから、何かに執着したりしなクールな性格だと周りから言われていた





だから自分でもそうだと思ってたけど、






いざ紫音の前となると真逆になる…





いや、これが本来の俺かも知れないけど、





とにかく可愛い紫音が目の前にいると
じっとしてられないっていうか…






キモいな…俺、、







それくらい好きなんだけどね










まだ起きたばっかりだし、これ以上狼になるのはやめておこう…





我慢だ我慢。












「紫音〜、そんな可愛い顔で睨んでも怖くないよ〜。





早く起きるよ?」







「えー、まだ7時じゃん…」





紫音は最近、休日の朝はゆっくり寝ている





前に倒れた時に学習したんだろう。





でも、今日は早く起こしたい理由があった






「あーあ、せっかく庄司さんの店に連れて行こうと思ったのに〜」





「え?!!?『SYO』!!?」





お、やっと食いついた。笑





皆さん覚えているでしょうか。





紫音が働いていた喫茶店『SYO』





「そうだよ。


でも紫音起きたくないみたいだしな〜どうしよ…「起きます行きます…!」」





切り替えが早い…





なーんか、喫茶店に負けたみたいで悔しい






「ん、じゃあ起きて準備しよう」






「うん!」







笑顔いっぱいで自分の部屋に戻っていった






俺はあの笑顔に勝てる事はないだろうな…




何でも許してしまいそうだ。まあ、幸せな事だから良いけどね



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千翼side終



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