愛を私の音色に乗せて。







「ねぇ…ちぃ君、もうそろそろ…」





「まだ。家出るまで30分あるじゃん



ギリギリまでこうしてる」





「はいはい…」







家に帰って準備を終わらせると、ちぃ君が




「3日間分充電する」




とか言い出して、私からくっついて離れない…




それに…






「ひゃぁ…!ちょっとちぃ君!?」



「ん?どうかした?」




何か問題でも?みたいな顔して聞いてくるけど、




首筋に埋めていた顔を上げて、首や耳を甘噛みし始めた





「やっ…ちょっと、、くすぐったいって…!」




「んー紫音あんまり動くなよー

食べにくい」




「た、たべ…?!」




人は食べるもんじゃない!!何を言ってるんだちぃ君は、、





「はいはい辞めてあげるからじっとしてて」




「…うゃぁっ、苦しいよ…」





今度は潰れるくらいに抱きしめてくる



たった数日離れるだけなのに…







「はぁ……ほんと好き可愛い無理結婚したい。


早く高校卒業してよ」




「…あ、あと一年待って欲しいですね…」







そりゃあ私だって結婚できるのであればしたい。


高校生の間は我慢だ。







「あーもーー、紫音本当に行っちゃうのーーー??



あと半日こうしてたいんだけどダメ?」





「だーめーでーすー!」





そんな可愛くお願いされても無理なものは無理だね。






でも、、







「なるべく早く帰ってくるから。

連絡もするし」





私も寂しいのは寂しいんだよね…







「…なるべく早くね…?」




「うん!」






今日も私はちぃ君が大好きです。















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