愛を私の音色に乗せて。
「うわ……大きい…」
とても綺麗で大きなホテル。今回このホテルの庭園?みたいなところも撮影で使うらしく、こんな豪華なところになったんだって。
「思ってたより大きいね…
あ、明日朝8時に車が出るからそれまでに準備しといてね?」
「分かりま…」
ーーーーーーブーブーッ
大野さんに返事をしようとすると、私の携帯が鳴ってしまった
あ、ちぃ君だ!
「千翼くん?」
「はい、すいません話の途中で…」
「ううん、僕も千翼くんとちょっと話していい?」
「え?!あ、いいですよ?」
「もしもし?」
「もしもし、今撮影中?」
「もう終わって、今ホテルに着いたよ!
あ、大野さんが話したいことあるらしいから代わってもいい?」
「大野さんが??良いけど、?」
「もしもし、大野です。
急にごめんね……」
2人はなんの話をしてるんだろう、?
「シオン、電話ありがとう。
じゃあまた明日ね!」
「はい!おやすみなさい。」
大野さんを見送って再び電話を耳に戻す