愛を私の音色に乗せて。
最後、俺の言い方冷たかったか…?
それよりそれより、
また紫音がいない生活か…
1年くらい前まではそんな事普通だったのに、今では考えられない生活だ
俺、本当に紫音の事好きだよなぁ
あの笑顔も
拗ねた顔も
真剣な顔も
綺麗な声も
紫音の全てが愛おしい
まだ1日も経ってないのに紫音不足だ
これがあと3日……
無理。耐えられない。
それにこの3日間、俺よりそばに居られる山城唯斗に腹がたつ…
高校を卒業した俺はこの2週間ほどすることが何にもない。仕事もそれほどない。
…どうやって紫音のいない時間を過ごすか…
取り敢えず明日1日は亮に相手してもらうか。
(亮←皆さん覚えてますか?千翼の親友ですよ)
プルルルルッ、プルルルルッ
「もしもーし?」
「もしもし亮?」
「何だよ千翼が電話とか珍しいな」
「明日暇か?」
「暇だけど…って、おいおい、俺は紫音ちゃんがいない時間の穴埋めかよ!
まぁ良いけどね!
何時から?」
「朝9時」
この家に紫音の影がないと異常に寂しい
なるべくその時間を減らさないとむしゃくしゃする。
「は?!朝から?!寝させる気ないだろ!
そんな朝はやくから空いてるとこなんか…
あっ!」
「うわっ、電話ででっかい声出すな!
なんだよ?」
「千翼ん家行かせてよ!紫音ちゃんも居ないんだし」
俺ん家?
…それは良いかもな。
「良いよ。なんなら今から泊まりに来ても」
「え、マジ…?でも千翼今紫音ちゃんの家に住んでんだろ?」
「あー、それは心配ない。紫音が「亮くんならいつでも呼んで良いよ」って言ってたから」
「うわ…紫音ちゃん大好き…
んじゃ今から行くな!」
「…おう」
紫音ちゃん大好きって発言は、後でしばいておこう。
こうして俺は紫音のいない時間を過ごした
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
千翼side終