愛を私の音色に乗せて。
「…あ、ちぃ君…ただいま」
「おかえり。遅かったな?」
「ほんと、遅いじゃないの〜!
こんな時間まで何してたの?」
あ、そういやお母さんに歌手になった事とか色々言ってないや……
「お母さん、色々言わないといけない事があってですね……リビングに行ってもいいでしょうか、?」
「? ええ、いいわよ?」
3人で椅子に座り、話をするこの感じが違和感でしかない…
「私ね、、歌手…になりました。」
あってなかった期間が長過ぎて、どこから説明しようか迷ったけど、簡単に短く言わないときりがなさそうだった
でも、帰ってきた答えは……
「あぁ、それなら知ってるわよ?」
「「は??」」
…ちぃ君とハモってしまった。
いや、なんで知ってるの?!
「私、お母さんに言ったっけ…?」
「いいや、言われてないけど、
そういや私の仕事、紫音に行ってなかったわよね?」
「仕事?知らないけど…」
「私の仕事はハリウッドスターのマネージャーよ」
「「はぁ?!?!」」
またまたハモってしまった…
じゃなくて!!
「は、ハリウッドスターのマネージャー?!
嘘でしょ?!」
「嘘言ってどうすんの。
だからね、日本の芸能界のことはある程度把握してるのよ?
それで、去年の夏ごろにShionっていう子のデビュー曲を聴いたとき、絶対紫音の声だと思ったの