愛を私の音色に乗せて。
いやいや、何冷静に答えてるんだ?!
3週間だぞ…?
「…無理、紫音そんなにも長く家にいないとか俺死ぬんだけど!?」
この前の4日間だけでも紫音がいない生活に苦しんだこの俺が、耐えられる訳ないだろ…
…あー、考えただけで頭がいたい。
絶対に無理だ。
「し、死ぬって…
結構長くなっちゃうんだけど…
ごめんね、?」
…っ、上目遣いするなって……
「…ん、分かった。ただし、絶対に無理だけはするなよ?」
「えへへっ、ありがとうちぃ君!」
「……っ?!」
…この小悪魔め…
いきなりキスしてきやがった……
「あれ、耳赤いよ〜?笑」
「…うるさい」
不意打ちにはどうしても慣れないんだよな、
ニコニコと目の前で余裕の笑みを浮かべる紫音に負けたみたいで悔しい…。
ドラマの撮影が始まったくらいから紫音の行動に驚かされることが多くなった気がするんだよな。
恐るべき女優業…
でも、俺もただじゃ終わらない
「……んっ!?」
「風呂から出たら覚えとけよ、紫音ちゃん?」
強引なキスを1つ落とし、
耳の赤い彼女をおいて風呂に向かった。
ふっ、してやったり。笑
風呂の後のことは、想像にお任せいたします。笑
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千翼side終