愛を私の音色に乗せて。
ちぃ君は片手で私の両手を抑え、
着ていたパーカーのチャックを下された。
「ち、ちぃ君?!」
「すぐ終わるから、しばらく我慢して?」
が、我慢って…?
この状況は、、襲わないって言った人がする行動でしょうか…?
「いっ……」
中に着ていたキャミソールを少しずらされ、
ちぃ君が唇を寄せた途端、何度かチクっとした痛みが走った
「はい、終わったよ?
紫音の心臓凄い音だね。笑」
「だ、誰のせいだと……」
私のパーカーをしめながら、ごめんごめんと思ってなさそうに言うちぃ君
本当、心臓がうるさい…
寿命縮んでないと良いけど、、
「紫音ってめっちゃ色白だよな」
「そ、そうかな?」
「うん
……思ってたより跡ついたし…」
「え?なんて?」
最後の方が声小さくて聞こえなかったや。
「いや…何でもない。
はい、ギュってするからこっち来て」
「は〜い」
引っ張られるままにちぃ君の腕の中に入る
大好きな温もり。
大好きな香り。
たまに夢かと思うくらい
すっごく幸せな日々。
「ねぇちぃ君。」
「なに?」
「大好き!」
END