愛を私の音色に乗せて。
〜番外編〜




亮side
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みなさんこんにちは!千翼の友達の村井亮です!






今、目の前に千翼が居るんだけど…






「千翼、マジで今日どうしたの…?」




「……。」




大学のカフェで悩み狂ってるんだよな…


授業中も終わった後もずっと難しい顔。

原因は、俺…ではないはず。






「おい、そろそろ喋れって!

なに、また紫音ちゃんのことで悩んでんのー?」



「っ、」




お、図星か。わっかりやすいやつだな〜笑






「ははっ、今度はどうしたんだよ?笑」



「……今度は、俺の問題。」




「お前の問題?」




「…いや、紫音のせいでこうなってる…」




「どっちだよ!

まー、悩んでるなら、この親友亮君が聞いてあげるよっ?」




「…友達のお前に聞いてもらう事にする。」



おいおい、あっさり親友否定された…

まだ通常運転なだけ大丈夫そうだな!





「はいはい、友達の俺が聞きますよ〜」







「…最近、紫音が可愛すぎてしんどい」











「は?」





…なんだよその最高の悩みは!?


惚気かよ!







「あのさ千翼、

紫音ちゃんが可愛いのは前からだしさ、
贅沢すぎる悩みなんだけど…」





「…お前、最近紫音に会ってないだろ?」




「え?卒業してからは…会ってないなぁ」




「だろ?これ見てみ…」





渡されたスマホの写真を見ると…





「うぇ?!!これ、本当に…紫音ちゃん?!」




化粧なのか何なのか分かんねえけど…



なんだよこの色気……!












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