愛を私の音色に乗せて。
「…なぁ、紫音ちゃんどうしたの?!
これは、可愛い過ぎる…」
なかなかの破壊力。すごいわ…
「だよな…俺が異常なのかと思ってた…
もう割と俺、限界なんだけど」
「限界…あぁ、そういう悩みか。
いや、良かった!お前全然紫音ちゃんに手出さないから男かどうか疑ってたんだよ〜!」
「うっせぇ。紫音が高校生の間は大人しく手を出さないようにしてる…
……つもりだったんだけど…」
だった、って……
「えぇ!?
お前っ、まさか紫音ちゃん食ったの?!」
「おまっ、食った言うな!
……まだだよ。ギリギリんとこでなんとか踏みとどまった」
さ、流石千翼…
よく踏みとどまった。
「ギリギリってどこまでしたの?」
「……。」
おい、なんで黙る?!
「黙るってことは、、
まさかまさか…最後までしたのかよ?」
「してねぇ…!
その…服を、」
「え、全部脱がしたの?」
「だから勝手に進めるなって!
…ギリギリまで下ろして……我に返った…」
こいつ、すげぇ精神力…
普通我に返ったりしねぇよ
俺だったら絶対に止められなくなるわ…
「千翼、お前すごいわ。
尊敬します。普通そこまで行ったら最後までやってしまうだろ、?」
「もっと褒めてくれ。マジで死にそうだったんだからな。
ただ…もう無理……」
「いや、俺に言われても…
一緒に住んでる限り我慢しねえとダメじゃん!?」
「今だけ、一緒に住んでることが恨めしいよ」
そ、そんなにか…笑
「じゃあさ、ちょっとよ間家に戻れば?
落ち着くまで待てば良いじゃん?」
「それは無理。紫音と離れたらそれこそ死んでしまう」
こいつ……
「お前わがままか!紫音ちゃんいてもいなくても死にかけじゃねえかよ!」