愛を私の音色に乗せて。
寂しさを紛らわす為に俺はパソコンを持ってリビングに行く
親父の経営してる会社の仕事を手伝うため、暇があればパソコンと付き合ってる。
言えば会社を継ぐ準備。それなりに大きな会社だから、はいってすぐ継げるようなとこじゃないしね。
5つ歳の離れた兄貴がいるけど、大学で講師をしていて、
そっちが忙しいから、会社は手伝う程度しか出来ない。
だから俺に話が回ってきた。
「…終わったぁ。」
とりあえず今日の分は終了。
今は9時前…そんなにやってたのか、
でもおかげで、紫音のいない時間が埋められた。
夜ご飯、紫音の分も作っておこう
紫音の好きなものは
ゆず
お好み焼き
サラダ
コロッケ
昔から変わってなければこれだ。
料理はそんなに得意ではないけど、人並み。
お好み焼きなら俺でもできるか。
ちょうど作り終わった時、紫音が帰ってきた
千尋side終