愛を私の音色に乗せて。


持って来てくれた制服に着替えて帰る準備をする
眼鏡がないからやりにくい…

「帰ろ?」

「うん!…え、」

靴箱に行こうとすると、急に手を繋がれた
何々なにこれ恥ずかし過ぎるんだけど、

「紫音、目見えてないだろ?
家まで離すなよ〜」

そう言ってスタスタ歩き出した
手から伝わる温もりが心地いい

昔からの優しさは、今も昔も変わっていないね

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