愛を私の音色に乗せて。



…まぶしい。もう朝か。

体を起こすと、昨日の風邪が嘘のようにすっごく軽い。この調子なら余裕!

朝ごはんを用意してると、ノロノロモードのちぃ君が入ってきた。

「紫音おはよ…」

「おはよう!」

「朝からすごい元気だなっ、もう大丈夫?」

「うん!
何年振りかに体育を本気でできるんだもん!
テンション抑えるのに必死なの」

ククッと笑って、私の頭をわしゃわしゃ撫でる


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