愛を私の音色に乗せて。


「…それ、
あたしのおじさんの会社…なんだけど、」

そうなの?はるちゃんのおじさんの会社…

「な?!」
「は?!」

ちぃ君と声が被ってしまった…
待って待って、そんな事あるの?!

「うん…はぁ〜びっくりだわ。
あの事務所はいい人ばっかりだし、
いいとこだと思うよ!

安心して?しぃの事はおじさんには言わないから。言っちゃったら、実力で入れたとしても納得いかないでしょ?」

さすがはるちゃん。よく分かってくれてる…

「まぁしぃなら、普通に実力で入れるよ!」

「俺も同感だな」

「…ありがとう。頑張るね」

実力を認めてもらうまで頑張るんだ。

< 58 / 261 >

この作品をシェア

pagetop