愛を私の音色に乗せて。



ロビーはまぁ~広いことなんのこと。
ソファに座って一息つく

っはぁ…おわったぁ!
あ、ちぃ君に連絡しよっかな?

「もしもし紫音?」

「うん!今終わったよ!」

「そっか!お疲れ様。もう帰ってくるの?」

「ううん、なんかね
ちょっと待っててって言われて、今ロビーで待ってるの」

『そうなの?
まぁ、明日はオーディションないんだし、ゆっくり帰ってきな』

「ありがと!じゃあね」

そう、3日間あったオーディションは

応募人数が多過ぎて1日目に半分、
2日目にもう半分、
3日目に最終審査

と言うような形になった。

だから明日は最終審査に向けてゆっくり練習できる!

気持ちも落ち着いて、鼻歌を歌いたい気分になる

…なんか一曲できそう、
急いでケータイで録音し、歌詞を書き留める。

「うん、なんかいいかも」

そう1人で納得してると、

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