愛を私の音色に乗せて。



「歌手になれるんだって!」

びっくりする…かな、?

「…マジ?本当に?」

「本当だよ?デビューするんだって…なぁっ?!」

突然私をヒョイっと抱きかかえて、クルクル回り始めた

「ちょちょっ、何?!」

「…凄いよ紫音!本当の本当なんだよな?」

間近でじっと顔を見つめられる。
ぐっ…カッコいい。
…じゃなくて!

「本当だよ!」

そう答えると、ちぃ君は泣きそうな笑顔で、

「おめでとう。本当におめでと!」

私の頭をグリグリ撫でながらたくさん褒めてくれた。


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