愛を私の音色に乗せて。

千翼side

明日の夜紫音がいないって聞いて無性に寂しくなった。

紫音を充電しまくった結果。今現在俺に体を預けてる。

紫音のサラサラの髪の毛が気持ちよくて、リズムよく撫でてると、

「…眠い。」

なんて言い出した。

「じゃあベット行くか」

「……」

あれ？

「しーおー？」

肩をポンポンしても、反応がない

「…この体勢で寝る？」

俺にギュッと抱きついたまま眠っている。
そっと顔を覗くと、綺麗な寝顔が目に入った。

ただ、こんだけ可愛い生き物が腕の中にいると、
理性というものが危うくなるもんで…。

「…生殺しってこういう事ね。」

今すぐにでも食べてしまいたいけど、
怖がられたくないし、今から時間は沢山あるんだ。急がなくていい。