愛を私の音色に乗せて。
「とりあえず部屋に運ぶか。」
「…え、は?かっる、」
紫音の膝の下に腕を入れて持ち上げると、想像以上に軽くて驚いた。
どこにあの大量な筋肉仕舞い込んでんだ?
脂肪がないのに柔らかい肌はかぶりつきたくなる。
紫音の部屋に行き、寝かせて布団をかけようとすると、ギュと手を握られた。
起こしちゃったかも思ったけど…無意識か。
くっそ、可愛いな…。
手を離してくれそうにもない。
「…可愛い紫音が悪い。」
そう言い訳をして、紫音の布団に一緒に入った。
向かい合ってギュッと抱きしめる
「ほんっと細いよな…」
いつもご飯は俺と同じ量くらい食べる。なのにこれだけ細いとか。
あぁ、やべぇ…がんばれ俺。耐えろ俺。
「おやすみ」
そ紫音のおでこと頬にチュッとキスを落として眠りについ
千翼side終