Bloody Kiss♡
知らされていなかった真実に、心臓がパンクしそうな程 DOKIDOKIしていた。
あたしは、腕に眠る七海を ギュッと抱きしめた。
セトは、最初から全てを知っていた。
彼自身の死までも‥。
「ですから、わたくし、セトとの約束を果たしに来ましたの。あなたのロザリオから、彼の絶命の知らせが届いたものですから。」
「ロザリオから‥?」
「まさか、孫が生まれているとは思いもしませんでしたけど。」
女神は微笑むと、
「ラーブポーショーン!!」
と、白銀の杖を振り上げた。