Bloody Kiss♡


「マリィ達、ガンバってるんや。」

「ああ、オレらもガンバんなきゃな。」

「なにを?」

「決まってんだろ。七海を幸せにすること。」

「うん♪」


セトは、吸血鬼ではなくなった。

人間の世斗になった。


様々な出来事が繋いでくれた絆。

その絆を、いつまでも大切にしたい。

永遠の命は無くても、永遠の愛はあるから‥。


「ロナ、知ってるか?bloodyには、wonderfulって意味があるんだぜ。」

「え?それじゃ、ブラッディキスは血みどろなんかじゃなくて、素晴らしいキスってことやん。」


ふと、七海の声がした。


「あ、セト、七海が泣いてる。」

「キスは夜まで お預けだな。」


その日、あたし達は家族三人で新しいスタートを切った。


 
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