Bloody Kiss♡
週末のファミリーレストランは忙しい。
夕飯時は得に、順番待ちのお客が列を作って並ぶほどに。
そして。その夜もパニックになりそうな程 忙しかった。
バイトは、午後7時から午前1時の6時間。
休憩無しで働いて、時間通りに上がった。
「お疲れ様でした♪」
くるみと二人、店長に挨拶をして、更衣室へと向かおうとした時だった。
「相田くん。」
店長は、あたしを呼び止め
「シフトのことで話があるから、帰る前に事務所に寄ってくれるかな?」
と、訊いた。
「はい♪」
愛想良く返事をして、あたしは くるみと店の従業員口を出た。