だから僕は、笑顔でサヨナラを叫ぼう



『三分だ』

「……へいへい」


昔を懐かしむ暇もなく、悪魔の鋭い声が飛んできた。


まだ重い腰を上げて、ポケットからもう一枚、札を取り出して握る。


さあ、「お仕事」の続きだ。



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