ずっと伝えたいことが、ありました。
意気地無しで、ごめんなさい


ひかるとはそれっきり疎遠になった


目は合うし、姿は見かけるけど前みたいに話したりはもうしなかった


辛かったけど、とーかに私には好きな人がいるって嘘をついてと言った


とーかは「本当にいいの?後悔しない?」

と、何回も何回も聞いてきたっけ


「もう後悔ばかりの人生だから」

「いいの、あの事を知られなかったら、それで」

「ひかるは優しいから、たぶんずっとずっと気にしちゃう」

「だから、これでいいの」


とーかはずっと渋い顔をして伝えてくれなかったけど

私が何度聞かれても後悔しないってずっと言ってたら「後悔しないのなら」と言って伝えてくれた


後悔ばかりの人生、思えばいいことなんて数えるぐらいにしかなかった



でも、私の全部を知られるのは嫌だった





知られて、離れていかれるのが嫌だった
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