「しんちゃん!」は、りんが好きだ、大好きだ。
「だから、私…。
絶対に変えない!!!」
凜は持っていたスマホをかたく握りしめる。
凜…。
そんなに僕の事を……。
「…分かった。
僕の写真を待ち受け画面にして良いよ…」
「しんちゃん…」
「でも、その写真は駄目だ!! 今の状態の僕の写真を撮って、その写真を待ち受け画面にしてくれ!!」
「イヤ!!!」
「何で?」
「今のしんちゃんはかわいくないもん!!!
かっこいいんだもん!!!」
えっ…と……。
「…かっこいい方が…良いじゃないのか?」
「かっこいいしんちゃんは会えばすぐに見られるけど、かわいいしんちゃんはなかなか見られないから。
かわいいしんちゃんの写真が良いの!!!」
「そう……か…」
「うん!!!」
「…分かった…。
写真をもう1回見たいから、スマホを貸して欲しい」
「分かった!!」
凜がスマホを僕に渡そうとして…、自分の元に戻し。
「しんちゃん…。
待ち受け画面…変える気でしょ?」
「それは……」
バレたか……。
「待ち受け画面にしなくても…写真のフォルダから見れば良いじゃないのかなって…」
「しんちゃん……」
「うん……」
「イ~ヤ!!!」
凜はそう言うと、僕の右側を駆け抜けて行った。
「凜!!!」
僕の声が聞こえてるはずだが、振り返る事なく、走り続けている凜。
逃げたな…。
「捕まえるしかないな…」
待て!!!
絶対に変えない!!!」
凜は持っていたスマホをかたく握りしめる。
凜…。
そんなに僕の事を……。
「…分かった。
僕の写真を待ち受け画面にして良いよ…」
「しんちゃん…」
「でも、その写真は駄目だ!! 今の状態の僕の写真を撮って、その写真を待ち受け画面にしてくれ!!」
「イヤ!!!」
「何で?」
「今のしんちゃんはかわいくないもん!!!
かっこいいんだもん!!!」
えっ…と……。
「…かっこいい方が…良いじゃないのか?」
「かっこいいしんちゃんは会えばすぐに見られるけど、かわいいしんちゃんはなかなか見られないから。
かわいいしんちゃんの写真が良いの!!!」
「そう……か…」
「うん!!!」
「…分かった…。
写真をもう1回見たいから、スマホを貸して欲しい」
「分かった!!」
凜がスマホを僕に渡そうとして…、自分の元に戻し。
「しんちゃん…。
待ち受け画面…変える気でしょ?」
「それは……」
バレたか……。
「待ち受け画面にしなくても…写真のフォルダから見れば良いじゃないのかなって…」
「しんちゃん……」
「うん……」
「イ~ヤ!!!」
凜はそう言うと、僕の右側を駆け抜けて行った。
「凜!!!」
僕の声が聞こえてるはずだが、振り返る事なく、走り続けている凜。
逃げたな…。
「捕まえるしかないな…」
待て!!!