空からの涙
柚姫は思い出したら、恥ずかしくなったんだろう。顔を下に向けてしまった。

「柚姫?……顔、あげてよ。」

俺の声で、真っ直ぐ俺の顔を見てきた柚姫。

その時の柚姫の顔がさっきよりも、赤くなっているように見えた。

俺は柚姫から目線をそらさず言った。

「俺、柚姫が好きだよ。」

その言葉を聞いて、柚姫は恥ずかしそうに目を泳がせてた。

「私も、和君が好き」

恥ずかしがり屋の柚姫が俺に直接、

『好き』

って言ってくれた事が、嬉しかった。


そう言って、二人の唇が重なった。

付き合ってまだ1日だけどお互いの気持ちはそれ以上。

そう………



初めてのキス………





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