空からの涙
たったこれだけ。これだけだけど、柚姫と繋がりができたことが、嬉しくて。

メールを送ってからの時間が凄い長く思えて…

『早く来ねぇかな……』

メールを待ってるときも、柚姫の事を考えて、自然に顔が、ニヤけてしまう。

「兄ちゃん、キモい」

雅が俺の部屋のドアの隙間から、覗いていた。

「うっせぇ。覗くな!」

強く言ったら、雅はどこかへ行った。

そんなことをしているうちに、柚姫からメールが届いた。

『よかった~((σд)もし、忙しかったらどうしよう…って思ってて……』

俺に気を使っているのか、いないのかは分からない。

けど、少しでも俺の事を考えていてくれたッて事が、スゲェ嬉しかった。

それから少しメールが続いて、柚姫の

『バイバイ』

で終わった。

気付いたら、もう12時。

明日もまた、学校あるんだし……俺も寝ようかな。

こうして、楽しかった1日の幕が、閉じた。

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